プライバシーに考慮し、詳細は伏せますが中学1年生が初めてのテストで学年1位を取ってくれました。
3月末、つまり小学校を卒業してからの入塾ですね。
公〇さんや学〇さん、英会話、その他学習塾に通った経験はなかったので、学校以外の勉強で先取りをしていた、ということではありません。
だからこそ中学の勉強に不安があったということで三月に入塾を決めてくれました。
第一印象は「言われたことをきちんとやる子だな」というものです。
英単語や数学の問題のやり直しの宿題を基本的に私は出します。
それは基本的に「来週までにやってきてね」という意味です。
しかし彼女はその週のうちにしっかりと仕上げて、こちらが「宿題の確認をするよ」という前に机の前に出してくれていました。
成績トップクラスの生徒の特徴とは?
私は成績がトップクラスの子は大きく分けて三種類だと思っています。
①天才タイプ
一度聞いたら覚えてしまうだとか解き方も一瞬でマスターしてしまうだとか、そういう類の生徒ですね・・・
ただ本当に実在するのかな?と私は思っています。
いえ、話には聞きますし、一握りとは言え、実在はするのでしょうが誇張されている部分が大きいのかなと。
私は身内に東京大学出身の人間がいるのですが、確かに理解力や記憶力は普通より優れているとは感じます。
しかし一方で「天才か?」と聞かれたらそうではない。人より努力を惜しまないというだけだと思います。
②完璧主義者タイプ
ちょっとでも気になることがあったらそこをそのままにしない。
教科書やワークの隅々まで疎かにしないというタイプですね。
これは生来のものももちろんあると思います。
ただ、高得点が取れるようになると自然とそれに近づいていくという側面もあるように感じます。
70点が90点になったら嬉しいはずですし、95点以上取りたいなという思考になっていきますよね。
この辺りのサポートが塾にできるところ、役割ではないかと個人的には感じます。
③心配性タイプ
彼女はこのタイプですね。
心配性だからこそ早めに行動したり慢心したりしないからこそ結果に結びつくわけですね。
英語のテストが98点だった彼女が、入塾当初は1から10までの英単語を書くことにも苦労していたと言ったら信じられるでしょうか。
しかし事実です。
私は英単語を「ただ覚えろ」というのは嫌いです。
まずは発音をしっかり覚えて、その音に合わせて一定の規則に基づいて正しいスペルを書くという基本をマスターする必要があるわけですね。
小6から中1にかけての変な癖や思い込みがない時期にきちんと教えられたことは小さくなかったのではないかと思います。
この心配性タイプは口酸っぱく言わずとも自分で最低限の勉強はします。
ただ、「より効果的」に「適切」な勉強ができるかどうかで当然結果は変わってきます。
「気をゆるめず次のテストもしっかり勉強しようと思いました」
以前学年トップを取った別の生徒の保護者様がおっしゃっていました。
「一位はうれしいんですが、ずっと一位でいられるわけでもないでしょうし・・・」と。
事実ではありますが、大きな心配もいらないかなと思います。
学年トップの子というのは総じて冷静です。
油断してその後大崩れしてしまったという子は見たことがありません。
もちろん学年が上がれば勉強のレベルが上がりますし、高校進学後はなおさらです。
上には上がいると感じざるをえない機会にも遭遇するかもしれません。
しかし、「気をゆるめず次のテストもしっかり勉強しようと思いました」という彼女が学校の成績資料に書いたコメントは本心であり、大丈夫だとも思います。
いえ、本人を信じつつ、大丈夫なように私が支えていければいいわけですね。
私も生徒に負けないようにがんばります!!
個別指導塾 栄伸館 小西啓太